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Vol.001 / 2026.05.23 (Sat) / No.0247
問いを、記事に変える共創メディア。
Where questions become essays.
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QUESTIONER · PROFILE/問う人のプロフィール

八木橋パチ

コラボレーション・エナジャイザー · 日本アイ・ビー・エム株式会社

日本アイ・ビー・エム株式会社でコラボレーション・エナジャイザーという肩書きのもと、人と人、組織と組織のつながりに活力をもたらす仕事をしています。 特に関心を寄せているのは、障害や難病を抱える方々、また外国にルーツを持つ方々が、自分らしく社会に参画し活躍できる環境づくりです。「どうすれば、もっと多くの人が当たり前に働き、声を届けられるのか」という問いを日々持ち続けています。 デンマークの民主主義や社会モデルからも多くのヒントを得ながら、雑談のような何気ない対話の中にこそ変化の種があると信じています。Futuresでは、さまざまなバックグラウンドを持つ皆さんと一緒に考え、学んでいきたいと思っています。

INTERESTS · 関心
  • 雑談、民主主義、デンマーク、障害者・難病者の社会参画と就労、外国ルーツの方たちの社会参画と活躍
LEVEL · 問う人レベル
Lv.6WOODS
林 · 月 7 本
QUESTIONS · 問い
18本
FOLLOWERS · フォロワー
4名
READERS · 読了者
852名
VISITORS · 訪問者
80UU
LETTERS · 受領
0通
PUBLISHED QUESTIONS/この問う人の問い

八木橋パチ の問い

合計 18 本
人は2つの対照的な世No.0001

日常に非日常を

見知らぬ街の朝、路地の石畳に折りたたみ椅子を出した小さなカフェに入る。メニューは読めず、窓の外では聞き慣れない言語が飛び交い、次の一時間に何が起きるかまったく予測できない。それでも熱いコーヒーカップを両手で包んだとき、その重さと温度だけは自

八木橋パチ日本アイ・ビー・エム株式会社
2026/10/12
自律分散型社会で分散No.0002

自律を配る前に、脆弱性を配れ

朝五時半、アラームより先に目が覚める。隣室の母の体位を変え、胃ろうの管を確認し、着替えを済ませてから自分の朝食をかき込む。職場では「自律的に判断してください」と言われる。フレックスタイムで、タスクは自分で設定し、成果で評価される。その設計は

八木橋パチ日本アイ・ビー・エム株式会社
2026/9/30
人間が「最も効率的にNo.0003

人間は、効率の外側でしか目的を持てない——「役に立つ」をやめたとき取り戻せるもの

スマートフォンのスクリーンタイム通知が届くたびに、奇妙な感覚を覚えます。一日の行動が数値に変換され、アプリ別の使用時間が棒グラフで並ぶ。その瞬間、自分が何かのシステムにとって「測定可能な単位」として存在していることを、身体が先に知ります。

八木橋パチ日本アイ・ビー・エム株式会社
2026/9/23
「なぜ医療モデル・個No.0004

「この人はなぜできないのか」を疑へ――すべての人を消耗させてきた自立という幻想

駅の改札を抜けて階段の前に立つ。車椅子を使うその人は、上りのエレベーターが反対ホームにしかないことを知っていて、今日も遠回りをする。 周囲の人は「大変だね」と思うかもしれない。けれど、「この駅の設計がおかしい」とは、なかなか考えない。問題

八木橋パチ日本アイ・ビー・エム株式会社
2026/9/19
医療モデル、あるいはNo.0005

社会モデルは保守の盾ではない――障害を「差異」として承認するために

「段差はスロープに変えました。合理的配慮は提供しています」 ある市役所の窓口でそう言われた車椅子ユーザーの友人は、何も返せなかった。 段差をなくしてほしかったわけではない。 自分の意思で、自分の生き方を選ぶ。その権利を認めてほしかった

八木橋パチ日本アイ・ビー・エム株式会社
2026/9/13
会社や組織をプロスポNo.0006

「チームで戦え」――プロスポーツを模倣する企業は、排除の装置を内製化している

「全員が選手だ、試合に勝ちにいこう」――経営会議でその言葉を聞いたとき、私はふと思った。では、ベンチ外になるのは誰なのか。誰かが「スタメン落ち」し、誰かが「戦力外通告」を受ける前提が、すでにその比喩の中に埋め込まれている。スポーツ比喩は単な

八木橋パチ日本アイ・ビー・エム株式会社
2026/9/8
社会の分断は止められNo.0007

異なる「現実」を生きる人々は、どう共存できるのか

誰かの投稿を見て、静かに画面をスクロールしたことはないでしょうか。反論したいわけでも、賛同したいわけでもない。ただ、何かを言えば面倒なことになる、という予感だけがある。日本では、職場でも家族の食卓でも、政治や社会について語ることは長らく「空

八木橋パチ日本アイ・ビー・エム株式会社
2026/9/4
人権を認め尊重して生No.0008

自由だけでは自由を守れない - 人権という、人類のもっとも現実的な知恵

理由を告げられないまま部屋に閉じ込められた経験がある人は、おそらく多くない。 しかし、会議の場で発言を遮られた瞬間、あるいは自分の判断を誰かに無効化された瞬間、あの感覚の片鱗を多くの人が知っている。胸の中心が硬く縮む感じ、言葉が喉の手前で止

八木橋パチ日本アイ・ビー・エム株式会社
2026/8/15
心理的安全性とは、組No.0009

心理的安全性は、自分の内側から生まれる

会議室で手を挙げかけて、止めたことがある。言葉は喉元まで来ていた。それを押し戻したのは、「この場で言っても大丈夫なのか」という問いだった。組織が「ここは安全な場所だ」と宣言すれば、その問いは消えるのだろうか。 ハーバード・ビジネス・スクール

八木橋パチ日本アイ・ビー・エム株式会社
2026/8/8
酷い嘘つきをトップにNo.0010

嘘つきトップは、真実を殺すのではなく真実への関心を殺す

選挙の翌朝、テレビをつけると当選した指導者が昨日と正反対のことを平然と語っていた。矛盾を指摘する記者に対し、彼(女)は笑みを浮かべたまま話題を変えた。視聴者の多くは怒るでもなく、ため息をついてチャンネルを替えた。 そのため息の中に、この記事

八木橋パチ日本アイ・ビー・エム株式会社
2026/7/30
どうして日本の人は皇No.0011

国民を守らない(かもしれない)象徴を守る国民――皇室制度と民主主義をめぐる考察

2019年5月1日、令和への改元を告げるカウントダウンが各地で行われた夜、渋谷のスクランブル交差点には自然発生的な人波が生まれた。スマートフォンのカメラが一斉に空へ向けられ、見知らぬ人同士が「おめでとう」と声を掛け合う。その光景を眺めながら

八木橋パチ日本アイ・ビー・エム株式会社
2026/7/25
「またいつか、準備がNo.0012

「またいつか、準備ができた頃に来る」──あの2分が終わっていない理由

深夜、何かの気配で目が覚めた。部屋の空気が変わっていた。銀白色の、私よりふた回りほど小さなヒトが、そこにいた。言葉は聞こえなかったが、問いは届いた——「2分で決めろ。今から一緒に行くか」。2分は、長すぎるほど短かった。あるいは短すぎるほど長

八木橋パチ日本アイ・ビー・エム株式会社
2026/7/18
民主主義国家においてNo.0013

党議拘束という政治的行為の死へのレジスタンス

投票所の帰り道、ふと立ち止まったことがあります。候補者の名前を書きながら、自分が選んだのは「その人」なのか、それとも「その党」なのか、区別がつかなくなっていた。議会で採決が行われるとき、議員たちは一列に並び、党の指示通りに手を挙げる。個人の

八木橋パチ日本アイ・ビー・エム株式会社
2026/7/14
人間はなぜ差別をするNo.0014

差別はなぜ生まれるのか──他者を貶めても、あなたに安心は訪れない

電車のドアが閉まる瞬間、向かいの席に座った見知らぬ人を、あなたはもう「判断」し終えている。服装、姿勢、持ち物——0.2秒にも満たない時間で、脳は相手を何らかのカテゴリーに振り分け、親しみか警戒かの感情的色づけを完了させる。この処理はほとんど

八木橋パチ日本アイ・ビー・エム株式会社
2026/7/4
公正さは金で買えるのNo.0015

公正さを買った瞬間、それは公正さでなくなる

ある大企業の障害者雇用担当者は、自社の法定雇用率が達成されていることを誇らしげに報告した。 しかしその「雇用」の実態は、本社から数百キロ離れた農場で、主たる事業とは無関係な作業に従事する障害者たちの姿だった。書類の上では雇用が存在し、数値は

八木橋パチ日本アイ・ビー・エム株式会社
2026/6/12
マイクロアグレッショNo.0016

声をかけるとき、人は贈り物を手渡している

電車の中で隣に座った人が、見慣れない本を読んでいた。「何の本ですか」と聞こうとして、喉の奥で言葉が止まった。失礼にあたるだろうか。詮索に聞こえないだろうか。その一瞬の躊躇は、単なる内気さではない。「他者に興味を持つこと」が社会的リスクとして

八木橋パチ日本アイ・ビー・エム株式会社
2026/6/8
ディーセントワークにNo.0017

「誰でもできる仕事」が、誰の幸福にもならない理由

ある朝、上司から「この業務、マニュアル化しておいたから」と告げられた瞬間を想像してほしい。安堵よりも先に、胸のどこかがすっと冷える感覚。それは感傷ではない。「自分でなくてもいい」という事実が、静かに自己の輪郭を溶かしていく瞬間だ。標準化は組

八木橋パチ日本アイ・ビー・エム株式会社
2026/6/7
情報格差を解消するたNo.0018

発信を禁じた者が、届かない支援をつくり出した

モニターに、話し言葉が文字となって流れていく。登壇者の声が、ディスカッション中の言葉が、文字という形で聴覚障害のある参加者の視野に届く。その瞬間、その人の表情が静かに変わる——緊張が解け、場に入れた、という安堵の表情に。要約筆記とはそういう

八木橋パチ日本アイ・ビー・エム株式会社
2026/5/22
THEMES/所属しているテーマ
18
「なぜ医療モデル・個人モデルのままではいけないのか」という意見が社会に根強く残るのはどうしてでしょうか。1「またいつか、準備ができた頃にくる」と言われてから、やってきてくれません。このまま待つしかないのでしょうか。1ディーセントワークにおける属人性1どうして日本の人は皇室をいつまでも残したがるのだろう?1マイクロアグレッションへの恐れと人間性溢れる社会1人は2つの対照的な世界を同時に生きられるのだろうか1人権を認め尊重して生きること以外に、人類が生きながらえる方法はないのではないか。1人間が「最も効率的にデータと資本を循環させるための、最適化された歯車」にならないためには何が必要でしょうか。1人間はなぜ差別をするのでしょうか1会社や組織をプロスポーツチームになぞらえることは、経営者、中間管理職、一般社員の誰にとっても、学びよりも弊害の方が大きいのではないか。1公正さは金で買えるのか1医療モデル、あるいは個人モデルから「社会モデル」への進化しつつある日本だが、このまま「人権モデル」あるいは「アファーマティブモデル」に向かおうとしないままでよいのだろうか。1心理的安全性とは、組織が与えられるものなのか。1情報格差を解消するために存在するはずの要約筆記が、情報格差を強化してしまっている現状への問題提起1民主主義国家において、政党政治は仕方がないものとして諦め、受け入れるべきものなのか。1社会の分断は止められますか?1自律分散型社会で分散すべきでないものは?1酷い嘘つきをトップに据えてしまった国家の未来1
PER-ARTICLE REACH/記事ごとの読了者・訪問者
18
国民を守らない(かもしれない)象徴を守る国民――皇室制度と民主主義をめぐる考察
2026/7/25
143 読了0 訪問
社会モデルは保守の盾ではない――障害を「差異」として承認するために
2026/9/13
101 読了0 訪問
異なる「現実」を生きる人々は、どう共存できるのか
2026/9/4
97 読了0 訪問
心理的安全性は、自分の内側から生まれる
2026/8/8
93 読了0 訪問
嘘つきトップは、真実を殺すのではなく真実への関心を殺す
2026/7/30
70 読了0 訪問
「またいつか、準備ができた頃に来る」──あの2分が終わっていない理由
2026/7/18
65 読了0 訪問
「この人はなぜできないのか」を疑へ――すべての人を消耗させてきた自立という幻想
2026/9/19
47 読了0 訪問
自律を配る前に、脆弱性を配れ
2026/9/30
41 読了0 訪問
「誰でもできる仕事」が、誰の幸福にもならない理由
2026/6/7
38 読了60 訪問
公正さを買った瞬間、それは公正さでなくなる
2026/6/12
31 読了0 訪問
「チームで戦え」――プロスポーツを模倣する企業は、排除の装置を内製化している
2026/9/8
29 読了0 訪問
差別はなぜ生まれるのか──他者を貶めても、あなたに安心は訪れない
2026/7/4
23 読了0 訪問
自由だけでは自由を守れない - 人権という、人類のもっとも現実的な知恵
2026/8/15
19 読了0 訪問
人間は、効率の外側でしか目的を持てない——「役に立つ」をやめたとき取り戻せるもの
2026/9/23
17 読了0 訪問
党議拘束という政治的行為の死へのレジスタンス
2026/7/14
12 読了0 訪問
発信を禁じた者が、届かない支援をつくり出した
2026/5/22
11 読了20 訪問
日常に非日常を
2026/10/12
8 読了0 訪問
声をかけるとき、人は贈り物を手渡している
2026/6/8
7 読了0 訪問
READ/読了した記事
41
「間」が埋めているのは、言葉ではなく信頼だった
Akiko Iwamura · 2026/10/17
難しい言葉は、理解を運ばない
藤澤 稔 · 2026/10/17
直観を説明した瞬間、色彩はデザインになる
Akiko Iwamura · 2026/10/12
負けを決めるのは、審判ではなく自分自身だった
藤澤 稔 · 2026/10/12
時間に関する民主主義を取り戻すことが少子化対策にもたらすインパクト
勝 眞一郎 · 2026/10/12
カイロスに触れる場所が、組織の地平を揺さぶる
Akiko Iwamura · 2026/9/23
お金では買えないものが、社会を支えている
勝 眞一郎 · 2026/9/23
枯死と再生の循環を目の当たりにしたとき、人は初めて死を受け入れる
杉下智彦 · 2026/9/23
会話は終わらない、ただ中断されるだけだ
Yusuke Matsuyama · 2026/9/19
真面目さは、顔から始まっていた
三原重央 · 2026/9/9
他人の問いは、あなたには届かない構造になっている
藤澤 稔 · 2026/9/9
「やめる」が、経験を完成させる
藤澤 稔 · 2026/9/9
人間は、語れる以上のことを知っている
内山道公 · 2026/9/4
証言が消えた後も、平和教育は生き続けられる
庄子貴喜 · 2026/9/4
「正しい言い方」を学ぶほど、人は黙っていく
Akiko Iwamura · 2026/8/29
衝突する「持続」が、むしろ世界を支えている
AKIKO HORII · 2026/8/29
役割は外殻を変えるが、背中は内核を映す
三原重央 · 2026/8/17
MVV(ミッション、ビジョン、バリュー)は、読む者が書き換える経典である
Yusuke Matsuyama · 2026/8/15
英雄は、後世が必要としたかたちに変えられていく
藤澤 稔 · 2026/8/15
戦い続けるうちに、人はホームベースを失う
勝 眞一郎 · 2026/8/14
余白は、余りから生まれない
Yusuke Matsuyama · 2026/8/10
習慣は、見えない布で身体を巻き続ける
三原重央 · 2026/8/10
AIは、思考の『型』を静かに均す
傘さすお · 2026/8/1
失敗だけが、知識を骨にする
Akiko Iwamura · 2026/8/1
会社は、誰の意志を宿すために存在するのか
富本龍徳 · 2026/7/4
農学部は農家を育てていない——知識と土壌の間にある深い溝
野村香瑚 · 2026/6/23
「日本すごい」という賞賛が、日本を標本にする
松田尚道 · 2026/6/19
AIは「見る」が、「読む」ことはできない
Masaki Nakasuga · 2026/6/19
生きづらさの中で、すこやかな民主主義に近づく物語 ー市民の声は、本当に微力なのかー
新田理恵 · 2026/6/19
更新性の時代が、変化という幻想を終わらせる
松場 忠 · 2026/6/15
早くいきたいならひとりでいけ。遠くへいきたいならみんなでいけという問題。「みんなでいけ」という言葉が、かえって遠くへ行けなくさせている。
松島靖朗 · 2026/6/15
傾聴は、型から生まれない
廣水乃生 · 2026/6/15
身体の届く距離だけが、人を動かす
松場 忠 · 2026/6/12
「役に立つ」は、善いことではなかった
西本賢太 · 2026/6/12
「伝わった」という錯覚が、すれ違いを生み続けている
大嶋友秀 · 2026/6/12
「成長せよ」という命令が、老年を貧しくしている
太田 恵理子 · 2026/6/8
語らない存在が、ケアする者を育てていた
別府文隆 · 2026/6/8
育ちの記憶は、売れないのではなく、まだ翻訳されていない
小笠原 舞 · 2026/6/6
かたちは問いの答えではなく、問いそのものである
澤谷由里子 · 2026/6/3
与えることと受けることは同時に起きている——ケアの循環が社会を編み直す
南部彩子 · 2026/6/3
「問い続ける会社」だけが、奪い合いを終わらせる
阿座上陽平 · 2026/5/30
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NEWSLETTER · 週末ごとに、編集部から

今週、誰がどんな問いを書いたのか。

毎週土曜の朝、編集部から週末便を送ります。 新しく公開された問い、響き合った手紙、その週に並んだ星座。 読み手であることもまた、共創の入口です。

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