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Vol.001 / 2026.05.23 (Sat) / No.0247
問いを、記事に変える共創メディア。
Where questions become essays.
No.0281A QUESTION FROM EDITORS
2026 年 6 月 4 日 — 木 曜日
Welcome to the reading room.読み合う場へ、ようこそ。

悲しみが居場所を失った日、人間は何かを手放した

十一月の午後三時、光の角度が変わるとともに、世界の彩度がわずかに落ちる。四肢がほんの少し重くなり、言葉が喉の手前で止まる。別に何も起きていない。ただ、沈んでいる。そういう日が定期的にやってくることを、私はずっと天気と同じように受け取ってきた。ところがある日、「それって受診してみた?」と言われた。問われた瞬間、この気分に診断名をつけなければならないのかという奇妙なプレッシャーが生まれた。

病でも、克服すべき課題でもないと思っていた気分が、突然、宙吊りになった。なぜ、メランコリーには居場所がないのか。その問いを、人類学と思想史と生物学の交差点から解きほぐしてみたい。

BY佐藤克則
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READING3
PUBLISHED2026-06-04
NEW / 探究モード

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No.02513 minNEW公開 2026.06.04
都市と死者の共存

死者の場所が、都市の時間を支えている

東山を歩いていると、ふいに空気が変わる瞬間がある。大谷本廟の石段を上がるでもなく、ただ参道の脇を通り過ぎるだけで、足の裏に伝わる石畳の感触が少し重くなるような気がする。線香の煙が風に流れ、読経の声が遠くから届く。観光客の声もあれば、喪服の人…

中家寿之
 
No.02522 minNEW公開 2026.06.04
人間関係の共鳴

出会いは、相手をどう扱うかで決まっていた

初めて会う人の前に立つとき、身体は一瞬だけ静止する。おずおずと声をかけるか、元気よく挨拶するか、それとも表情を閉じたまま会釈だけで済ませるか。その選択は礼儀の問題ではない。自分のなかの気分の波と、相手の内側に広がっているはずの海とが、ほんの…

日高春奈
 
No.02533 minNEW公開 2026.06.03
創造性の東西比較

創造性を高めようとするほど、創造は遠ざかっていく

陶芸家が轆轤を回しているとき、ある瞬間から「自分が器をつくっている」という感覚が消える。手が土を導いているのか、土が手を動かしているのか、もはや区別がつかない。ジャズ奏者が即興の深みに入るとき、音楽を「演奏している」のではなく、音楽が「流れ…

大貫冬斗
 
No.02543 min2026.06.03
動員される側の共感

「戦争はこころから生まれる」 ならば、戦争は、解ける問題だ!

戦場の映像を見て胸が痛むとき、私たちは「自分は戦争に反対だ」と感じます。その感情は本物です。しかしその感情が、実際に動員される側の人間の胸にも同じように宿っていたという事実を、私たちはどれほど真剣に考えるでしょうか。徴兵された若者も、爆撃命…

齋藤 聡
 
No.02553 min2026.06.03
思考と表現

頭の中の言葉は、書かれるまで存在しない

提案書なら書ける。締め切りがあって、読む相手が決まっていて、目的が明確なら、言葉は出てくる。ところが、自分が本当に面白いと思ったことや、大切にしていることを書こうとすると、指が止まる。画面を見つめたまま、何も打てない。やっと一文書いても「ち…

小原大樹
実験工房てみる
No.02563 min2026.06.03
自然との関係性

知性は、関係の中からしか生まれない

チェーンソーを止めると、森が鳴り始める。風が梢を揺らし、土が足裏に重さを返してくる。木を倒す者として山に入ったはずが、気づけば自分が森に抱かれている。支配しているのではなく、支えられている。その感覚は言葉になる前に身体に届いた。人間は世界を…

井ノ上裕之
自営業
No.02573 min2026.06.03
グループ内の空気と排

居心地のよさが、コミュニティを腐らせる

会議室に入った瞬間、笑い声が止んだ経験はないでしょうか。冗談を言っていた人たちが、ほんの一拍だけ新参者を値踏みするように見つめ、それからまた会話を再開する。悪意があったわけではない。ただ、その場にはすでに固まった空気があった。居心地のよい場…

由有子 山本
 
No.02583 min2026.06.03
伝統と現代の共存

日本の地方だけが、死を問い直す場になれる

最新型の自動販売機でキャッシュレス決済をした五分後、隣の神社の境内で二礼二拍手一礼をして絵馬を納める。初めて日本を訪れたアメリカ人の友人は、その光景を前に言葉を失った。「どちらかにしかなれないはずなのに」と彼は言った。アメリカでは技術と伝統…

岸本 高由
株式会社TYO
No.02593 min2026.06.03
組織観の根本転換

近代というOSが、いま書き換えられている

給与を自分で決める。肩書を持たない。上司がいない。ダイヤモンドメディアでそれを実践した武井浩三が「明治維新より大きい」と言うとき、彼が指しているのは制度の話ではない。世界の見え方そのものが逆転する、という感覚の話だ。天動説の宇宙に生きていた…

武井浩三
eumo
No.02603 min2026.06.03
会話のミッシング

揺れることが、場を開く

会議室の空気が固まっている、と感じた瞬間を思い出せますか。誰かが何かを言い、誰かが押し黙り、沈黙が壁になる。そういう場では、言葉はキャッチボールにならない。ボールは投げられても、相手の手に届く前に落ちていく。ところが、誰かがふと笑ったり、少…

土屋浩幸
 
No.02613 min2026.06.03
教育と自由の葛藤

主体性を育てようとするとき、大人はすでに主体性を奪っているのではないか?

それはモンテッソーリ教育を5年やったある日のことだった。子どもが自分で選べるように、と思って棚に並べた三つの選択肢。その日、ある子が外遊びに行きたいと園庭を指さした。用意していなかった四つ目を求めたとき、私の胸にかすかな抵抗感が走った。「そ…

吉武由衣
生徒支援コーディネーター
No.02623 min2026.06.03
看取りと自然観

日本人は、自然の中で死ぬことを知っていた

在宅看取りに立ち会った医師が、こんな言葉を残しています。「亡くなる直前、窓の外の梅の木を見て、ああ、きれいだね、と言ったんです」。畳の上、聞き慣れた鳥の声、庭の土の匂い——その場所にしかない感触が、その人の最期の言葉を引き出しました。「ここ…

別府文隆
株式会社みちのとちう/WyL訪問看護ステーションよこはま北山田
QUESTIONERS

問い手の広場

135

現在 135 の問い手が集まっています。ここには最近の顔ぶれを抜粋して表示しています。 上の 新しい問い手(NEWCOMERS) は、初めて問いを立てたばかりの方です。下の この 1 週間(THIS WEEK) は、直近 7 日で よく読まれている順 に並べ、各バッジの数字は 響鳴(その問いが他の問いと呼びあった数)です。

新しい問い手 ・ NEWCOMERS
佐藤克則
林田翔太
中家寿之
大貫冬斗
齋藤 聡
小原大樹
井ノ上裕之
由有子 山本
岸本 高由岸本 高由
武井浩三武井浩三
この 1 週間 読まれている問い手 ・ THIS WEEK
廣瀬理子廣瀬理子
松場 忠8松場 忠
澤谷由里子3澤谷由里子
山口 覚4山口 覚
阿座上陽平
南部彩子南部彩子
甲斐かおり
松井幹雄松井幹雄
ニールセン朋子ニールセン朋子
三原重央4三原重央
岡村充泰岡村充泰
別府文隆別府文隆
宮内 俊樹
土屋浩幸
大嶋友秀4大嶋友秀
日高春奈4日高春奈
西村 勇也8西村 勇也
REIKA NISHI
Yusuke Matsuyama
大和田順子
吉武由衣
池田亮平池田亮平
小笠原 舞4小笠原 舞
田中 健太田中 健太
小寺康史
中島洋一中島洋一
にった
石川 聖
種村文孝種村文孝
坂谷 賢生
大谷パブロ具史大谷パブロ具史
Satoshi Ishida
西康太郎
山本桂諒
伊藤貴紀
杉下智彦2杉下智彦
かどわき
太田 洋平
中島菜緒中島菜緒
中村雅紀中村雅紀
傘さすお傘さすお
荒井亮荒井亮
小川修平
古瀬正也5古瀬正也
太田圭哉
長倉克枝
内野三菜子
小西宗一
中村 元1中村 元
松村岳史1松村岳史
渡邉さやか渡邉さやか
林直樹林直樹
3ムラケン
中塚啓史
山下健介山下健介
松尾 英里子松尾 英里子
藤戸 佐千世藤戸 佐千世
菅野 敦也菅野 敦也
岩田拓真
mastash
田畑 真理田畑 真理
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