本文へスキップ
Vol.001 / 2026.05.23 (Sat) / No.0247
問いを、記事に変える共創メディア。
Where questions become essays.
← 名簿へ戻る
QUESTIONER · PROFILE/問う人のプロフィール

杉下智彦

理事長 · 屋久島尾之間診療所
Letter 1

屋久島の尾之間診療所で、離島・へき地医療に携わっています。島という閉じた生態系のなかで人々の健康と生活に向き合ううちに、医療とは何か、生きるとはどういうことかという問いが深まってきました。 医療人類学——文化や社会の視点から医療や病いを読み解く学問——を軸に、死生観や治癒にまつわる研究も続けています。日本とアフリカそれぞれの伝統医療・儀礼・薬草に関心を持ち、近代医学だけでは捉えきれない「癒し」の多様な形を探っています。 自然と暮らしの関係性もライフワークのひとつです。屋久島という豊かな自然環境に身を置きながら、人間の生が大きな命の循環とどう結びついているかを、日々問い続けています。

INTERESTS · 関心
  • 離島におけるへき地診療
  • 医療人類学による死生観研究
  • 自然と暮らしとの関係
  • 日本とアフリカの伝統医療、儀礼、薬草
LEVEL · 問う人レベル
Lv.3SAPLING
· 月 3
QUESTIONS · 問い
5
FOLLOWERS · フォロワー
5
READERS · 読了者
73
VISITORS · 訪問者
68UU
LETTERS · 受領
1
PUBLISHED QUESTIONS/この問う人の問い

杉下智彦 の問い

合計 5
アフリカの死生観からNo.0001

死者にも役割があるアフリカの死生観

ケニア・キスム近郊の村。夜が深まると、その老人は庭先に座る。生前と変わらぬ姿勢で、家の入り口を向いて。亡くなって一週間が経っていた。村の人々は「おじいさんが見張っている」と言い、恐れるでも悲しむでもなく、ごく当たり前の事実として口にした。ア

杉下智彦屋久島尾之間診療所
2026/7/9
自然が大好きな人は、No.0002

つながりは、人だけが運ぶのではなかった

屋久島の急斜面に広がるタンカン畑で、85歳を超えた高齢者は毎朝鍬を手に取る。土を掘り返すたびに腐葉土の匂いが立ち上り、葉の間を抜けてくる風が首筋をなでる。鳥が鳴き、木の根が踏みしめた地面から微かな抵抗を返してくる。「畑にいるときが一番幸せだ

杉下智彦屋久島尾之間診療所
2026/6/25
パンデミックと妖怪とNo.0003

パンデミックが始まると、妖怪が語り始める

妖怪とウイルスは自然界からやってくる。2020年春、新型コロナウイルスという未知の脅威におびえながら、私たちは鱗を持つ半人半魚の妖怪を探し、無心に描き続けた。アマビエ。江戸時代の瓦版に一度だけ刷られたという、127年間忘れられていた妖怪が、

杉下智彦屋久島尾之間診療所
2026/6/4
自然への畏敬の念は、No.0004

自然の中に溶けるとき、死は恐怖ではなくなる

潮の満ち引きを聞きながら眠る島の夜がある。岩に打ちつける波の音は、昨日も今日も同じように繰り返され、それがいつかは自分のいない夜にも続くのだと、ふと気づく瞬間がある。そのとき奇妙なことが起きる。「死」への恐怖が、すっと薄れるのだ。離島の在宅

杉下智彦屋久島尾之間診療所
2026/6/2
自然と死との関係性にNo.0005

森は死を温かく包み込む

屋久島の森の奥に踏み入ると、足もとが柔らかい。苔に覆われた巨大な倒木が地面に横たわり、その上に幼い杉の芽が幾本も立っている。木は死んでいるのに、そこだけ生命が密集している。腐りかけた幹に手を当てると、しっとりとした温もりがある。これが「死ん

杉下智彦屋久島尾之間診療所
2026/5/24
THEMES/所属しているテーマ
5
アフリカの死生観から私たちは何を学ぶのか1パンデミックと妖怪との関係性1自然が大好きな人は、ひとりでも淋しくないのだろうか1自然と死との関係性について1自然への畏敬の念は、死への恐怖や不安を軽減することができるのだろうか1
PER-ARTICLE REACH/記事ごとの読了者・訪問者
5
COMMENTED/コメントした記事
1
READ/読了した記事
18
島は、喪失を歌にかえる
別府文隆 · 2026/7/11
与えることと受けることは同時に起きている——ケアの循環が社会を編み直す
南部彩子 · 2026/7/1
棚田が消えるのは、継ぐ人がいないからではない
梅谷真慈 · 2026/6/27
死を標準にした文明が、生命を忘れていく
澤正輝 · 2026/6/23
神もまた傷を負う——熊野が世界を引き寄せる理由
能津万喜 · 2026/6/23
語らない森が、私たちより先に応答していた
別府文隆 · 2026/6/11
成熟した循環の設計 ー 規模の縮小を前提にしたとき、初めて見えてくる豊かさがある
阿座上陽平 · 2026/6/10
コミュニティへの参加に伴う面倒くささは共助への呼び水でもある
勝 眞一郎 · 2026/6/9
「何が変わって、何は変わらないほうがよかったのか?」の分類から未来をみる
甲斐かおり · 2026/6/9
目的を持つほど、世界が見えなくなる
廣瀬理子 · 2026/6/9
死者は、共同体の源泉へと還っていく
古瀬正也 · 2026/6/9
生きることを、養う。
中根 一 · 2026/6/4
日本人は、自然の中で死ぬことを知っていた
別府文隆 · 2026/6/3
地域らしさは、資源ではなく存在論である
渡邉さやか · 2026/6/3
死にゆく者が、ケアする者を完成させる
別府文隆 · 2026/6/2
偶然を運命と呼び始めた瞬間、人は物語の作者になる
大谷パブロ具史 · 2026/6/2
他者の死に向き合うことが、はじめて自分の死を教える
別府文隆 · 2026/6/2
死を語ると、生者の間に死者が座る
竹本 記子 · 2026/6/2
FOLLOWING/フォローしている人
3
FOLLOWERS/フォローされている人
5
NEWSLETTER · 週末ごとに、編集部から

今週、誰がどんな問いを書いたのか。

毎週土曜の朝、編集部から週末便を送ります。 新しく公開された問い、響き合った手紙、その週に並んだ星座。 読み手であることもまた、共創の入口です。

配信は 1 クリックでいつでも解除できます (List-Unsubscribe 対応)。
運営: NPO 法人ミラツク / 代表理事 西村勇也
連絡先: info@emerging-future.org / 詳細は 特定商取引法に基づく表記

書き手になる / 問いを立てる無料 / 約 2 分で開始Lv とは?